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本当の働き方改革

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こんにちは。
栗原誠一郎です。

仕事に対する姿勢

先日の朝、あるクライアントの社長に翌日のミーティングの段取りをメールしたところ、昨日からある財界の会合に出席しているが、夜から体調が悪く、嘔吐を繰り返し、現在も動けない状況で、今日も会合があるが、切り上げて帰ることを考えているとのメールがありました。

この社長は、いつも太陽のような明るさで周りに接しているために、社外においても人気者で、色々なところからお呼びがかかり、土日もまともに休めない状況が近年続いていました。元気にはされてはいましたが、正直、私も心配していました。

病院で診察を受けて結果を連絡するとのことでしたので、翌日のミーティングの延期ができるように段取りをして、連絡を待っていましたが、中々、連絡が来ません。

これは、多分、点滴を打って寝ていらっしゃるのだろうと、思っていたところ、夜になって、翌日のミーティングに参加するとのメールが来ました。それも、結局、そのまま2日目の会合にも出席して、夜の懇親会にも出席、周りへの挨拶が終わったので、食事はとらずに帰るところだと言うのです。

「社長、無茶し過ぎです!」と私が言ったら、その社長は、

「だけど、自分はカッコつけたがりだから」

と言うのです。

 

当然、会社を代表して出席するわけですし、是非にと言ってくれている周りの方々の期待に応えなければならないという責任感は当然あるでしょう。

でも、究極、体調が最悪でも、会合に出席して、役目をきっちり果たすことが「好き」なんですね。

だから、いつだってめちゃくちゃ頑張っているけど、周りに悲壮感を微塵も感じさせないのだと思うのです。

結局、翌日のミーティングも、出だしこそ体調の悪さを少し感じましたが、話しているうちに見る見る元気になってきて、素晴らしいミーティングになりました。

 

今の仕事は好きですか?

今、世の中はうつ病、過労死が問題になっていますよね。私も問題だと思いますし、「働き方改革」も進めていかなければならないと思います。

 

でも、より大切なことは「働き方」を一律に規制することではなく、仕事を「好きでやれているのか」常に問うことではないでしょうか?

 

ハードワークが原因で仕事を好きでやれなくなっているのであれば、働き方を見直してもよいでしょうし、そもそも自分が「今の仕事」を本当に好きなのか問い直すことが必要かもしれません。その結果、転職するのもありでしょう。

 

いたって当たり前のことではありますが、好きでやれていない仕事でよい成果がでるはずがありません。無理してやっても、結果、悪循環にどんどん陥っていくだけです。

 

さて、皆さんは今、仕事を本当に好きでやれていますか?

もし、心に何か引っかかりを感じたら、自分の感情に一度しっかり向き合うことが必要かもしれませんね。

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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