クラウドファンディングサイトの選び方 中小企業の資金調達にはどれが最適?

日本でも徐々に市場規模を広げつつあるクラウドファンディング。

クラウドファンディングで調達した資金を元手に、ビジネスを拡大する中堅中小企業も少なくありません。

しかし、クラウドファンディングサイトは数多くあるため、初めて利用する方は迷ってしまいます。

そこで今回は、最適なクラウドファンディングサイトの選び方と人気サイト17選をご紹介します。

始めのサイト選びは、資金調達成功のカギともいえる重要なポイントです。

この記事を参考に、自社に適したクラウドファンディングサイトを選びましょう。

クラウドファンディングサイトの選び方

まずはどのような基準でクラウドファンディングサイトを選ぶべきか、ご紹介します。

サイトごとのジャンルで選ぶ

クラウドファンディングサイトを選ぶうえで最も重要なのが、取り扱っているジャンルの傾向です。

クラウドファンディングには寄付型・融資型といったプロジェクトの種類があります。

そしてサイトによって、どのような形態の案件を多く扱っているかが異なります。

取扱い案件の多さだけでなく、こうした扱うプロジェクトの種類をよく確認しておきましょう。

そのためには、サイトを決める前にどのようなプロジェクトを立てるか検討しておくことが重要です。

手数料で選ぶ

続いて確認しておきたいのが、サイトの手数料です。

プロジェクトが達成されると、企画者はクラウドファンディングの運営側に手数料を支払います。

一般的に手数料は10%~20%前後で設定されていることがほとんどです。

そしてプロジェクトが達成したら、集めた資金から手数料が差し引かれて手元に入る仕組みとなっています。

手数料は安いに越したことはありませんが、サイトの特徴や自社とのマッチ度を加味しながら検討しましょう。

支払い方法で選ぶ

想定するターゲットに合わせた支払い方法ができるサイトを選ぶようにしましょう。

例えば極端な例でいうと、学生をターゲットにしたプロジェクトを立てたにもかかわらず、支払い方法がカード決済のみだった場合、中々支援額は伸びないでしょう。

想定する支援者の年齢層や生活スタイルに合った支払い方法のあるサイトを選べば、スムーズに資金調達が実現できます。

入金までの期間で選ぶ

クラウドファンディングサイトによって、プロジェクト達成から入金までのスパンは異なります。

いずれにしても、プロジェクト達成してすぐに資金が手元に入るということはありません。
サイトによっては2か月以上のタイムラグがある場合も。

資金調達を急いでいる場合は、入金までが長いサイトは避けておくのがおすすめです。

人気なクラウドファンディングサイト17選

それでは早速、人気クラウドファンディングサイトをご紹介していきます。

自社にはどのサイトが合っているのか、検討しながらご覧ください。

融資型クラウドファンディングサイト

まずは一般の方から融資が受けられる「融資型」のクラウドファンディングサイトをご紹介します。

SBIソーシャルレンディング

このサイトはSBIグループが運営するクラウドファンディングサイトです。

大手グループならではの安心感から、投資家からの信頼が厚く、案件数も多いサイトといえます。

またここでの案件は全てにおいて担保がついており、投資家にとっても安心できるシステムが魅力です。

投資家への利回りは2.5%~10%と設定されており、業績や利益によって変動します。

OwnersBook

OwnersBookは融資の中でも不動産投資専門のクラウドファンディングサイトです。

中堅中小の不動産事業主が主にプロジェクトを企画しています。

また、一口1万円というシンプルな投資スタイルかつ、全案件担保付きという安心感が魅力です。

資産運用を考える多くの投資家たちから人気を集めています。

投資家への利回りは年2%~6%と設定されており、投資額によって変動します。

Maneo

投資家への手数料0円という斬新なシステムで、高い売り上げを誇るのがManeoです。

投資総額は2019年の6月時点でなんと1,600億円超。

とにかく案件数が多く、それに伴い投資家の数も非常に多いのが特徴です。

プロジェクトを企画する企業とは面談を行うなど、資金調達のためにあらゆるフォローをしてくれるのも特徴の1つといえます。

Crowd bank

Crowd bankは日本で初となる、証券会社が運営するクラウドファンディングサイトです。

Maneoに続く業界第2位の投資額を誇っており、投資家と案件の多さが特徴といえます。

1円から投資ができ、元本の回収率はなんと100%。

この非常に良心的な仕組みから、投資初心者も多く登録しています。

利回りは7%前後の案件が豊富です。

寄付型クラウドファンディングサイト

続いて、支援者の寄付を募ることで資金調達を実現する「寄付型」のクラウドファンディングサイトを見ていきましょう。

レディーフォーチャリティー

レディーフォーチャリティーはその名の通り、チャリティー色の強い案件が多く集まるサイトです。

例えば被災地の復興や、保護犬・保護猫の救助、環境保護活動などといった案件が多くあります。

社会的な価値や意義の強いプロジェクトを立てるにはうってつけの場所といえるでしょう。

寄付型なので、基本的に支援者へのリターンはありません

LIFULLソーシャルファンディング

こちらもまた案件の数が豊富なことで知られる大手のサイトです。

LIFULLソーシャルファンディングの最大の特徴は、「ファンドレイジング機能」という便利機能が付いていること。

これは支援者やプロジェクトを見た人が、その案件を拡散できるという機能です。プロジェクトの宣伝は自社でのみ行うのが一般的です。

しかしこの機能があれば、自社でリーチできない人にまでプロジェクトを知ってもらうことができます。

GoodMorning寄付型

GoodMorningというクラウドファンディングサイトです。

購入型と寄付型のプロジェクトを対象としています。

企画者の利用手数料は14%と、業界の相場よりやや低めに設定されています。

また、支援方法に「マンスリーサポーター」という定期的に支援を続けられる機能があるのも特徴です。

株式投資型クラウドファンディングサイト

続いては会社が株式を発行し、それを投資家に購入してもらうことで資金調達ができる「株式投資型」のクラウドファンディングサイトについてご紹介します。

FUNDINNO

日本で初めて株式投資型クラウドファンディングサイトとして設立されたのが、FUNDINNOです。

個人投資家を保護する観点から、企業側に対して経営状態やリスクの有無など厳正な審査を行います。

このように、FUNDINNOは個人投資家にとっては非常に安心できるサイトといえます。

一方、企業が利用を開始するまでには少々時間がかかるのが難点です。

エメラダ・エクイティ

エメラダ・エクイティは、ベンチャー企業の株式を対象に取り扱うクラウドファンディングサイトです。

参加できる企業は、すでにプロの投資家に出資されている企業のみ。

このサイトの最大の特徴は、その場で株式のやりとりをしないという点。

将来的に株式を得る、「エメラダ型新株予約権」という権利への投資をするという独自のシステムがあります。

不動産型クラウドファンディングサイト

続いては、支援者が不動産投資をしながら資金運用ができる「不動産型」のクラウドファンディングサイトについてご紹介します。

CREAL

CREAL株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営するサイトです。

投資型クラウドファンディングサイトの中では最大手の投資額規模を誇っています。

一口1万円からと少額での投資が可能です。

さらに、対象不動産の動画がサイト内で見られるという便利な機能も付いています。

初心者の投資家にも安心して使うことができ、今後の規模拡大にも期待できるでしょう。

RENOSY

RESONYは都市部の中古マンションを主に取り扱うクラウドファンディングサイトです。

都市部を中心に不動産事業を行っている企業にとってはねらい目かもしれません。

また、RESONYでの投資は先着順でなく抽選で当たった人から行えるのも特徴の1つ。

「早い者勝ちではない」という点にメリットを感じる投資家も多いようです。

FANTAS funding

こちらのサイトは株式会社Fantas Technologyが運営しています。

中古物件やリノベーション物件などを多く取り扱っています。

売値が安い分、利回りの高い物件が多いのが特徴。利回りが10%以上という物件も少なくありません。

また、空き家問題の解決という観点では、社会的意義のあるサイトともいえるでしょう。

ファンド投資型クラウドファンディングサイト

続いては、非公開の株式やファンドへの投資を受けて資金調達を行う「ファンド投資型クラウドファンディングサイト」についてです。

Sony Bank GATE

ソニー銀行が運営するクラウドファンディングサイトです。

投資家の利用手数料が無料という特徴があり、誰でも利用しやすいサイトといえます。

一方、企業が利用するにはソニー銀行の独自の審査を通過する必要があります。

審査では財政状況や事業性など、あらゆる観点から評価が行われます。

セキュリテ

セキュリテはファンド投資型のクラウドファンディングサイトでありながら、社会貢献性の高い案件を多く取り扱っています。

例えば森林保護や国際協力についての案件など。寄付型の案件に近い内容のプロジェクトが豊富です。

投資家への分配は5%~8%と設定されており、売り上げに応じて上下します。

購入型クラウドファンディング

最後に、商品を買ってもらうことで資金調達をする「購入型」のクラウドファンディングサイトをご紹介します。

CAMPFIRE

とにかく幅広いプロジェクトを取り扱っているのがこちらのCAMPFIREです。

リターンに設定されている商品も、書籍や日用品などさまざまです。

利用手数料は12%と業界最安値なのが特徴。

そのためユーザーも多く、多くの人にプロジェクトを知ってもらうにはおすすめのサイトです。

登録における審査も最低限で済むので、早くプロジェクトを公開したい場合にも便利でしょう。

Kibidango

Kibidangoは、プロジェクトの達成率が80%を越えるクラウドファンディングサイトです。

一般的にプロジェクトの達成率は50%を切るとされている中で、この数値は群を抜いて高いことが分かります。

ちなみに、フィナンシャルプランナーなど資金調達をバックアップしてくれる心強いスタッフのサポートを受けることもできます。

MotionGallery

美術や音楽など、クリエイティブ活文化的なプロジェクトを扱うクラウドファンディングサイトがMotionGalleryです。

デザインの関連会社や、広告会社、ゲーム会社などの案件が多く並びます。

企業側の手数料はKibidangoと同様に10%です。

クラウドファンディングはどんな中堅中小企業でも使える!

ここまで数々のクラウドファンディングサイトをご紹介しました。

今やクラウドファンディングはそのやり方や種類にも多様性があります。

つまり、それだけ自社に適したサイトを見つけやすいということです。

今回ご紹介したクラウドファンディングサイトはいずれも運営元のしっかりしているサイトばかりです。信頼性も高く、市場規模も拡大しています。

こうした人気サイトの中から、冒頭でご説明したようなクラウドファンディングの種類・決済方法・手数料などを加味した上で自社に合ったサイトを選びましょう。

特に重要なのはクラウドファンディングの種類です。

自社の経てるプロジェクトに合った支援者層が多くいるサイトを見つけることが、資金調達成功に繋がります。

このご時世、資金調達は銀行からの融資だけではありません。

クラウドファンディングを利用して、さらに自由な資金調達を実現しましょう!

著者:金田こはる
現在、フリーランスライターとして活動中。これまでビジネスを中心とした記事を500本以上執筆した経験あり。自身の就業経験や転職経験を活かしながら、読者に寄り添うスタイルの記事を多数執筆。より多様な働き方や事業の在り方を広めるべく、積極的に情報発信を行っている。

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