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最近あなたが120%のチカラで取り組んだことは何ですか?

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皆さん、おはようございます!栗原誠一郎です。
私が日本経営開発研究所の所長を引き継いで以降
弊社主催の異業種交流階層別研修「錬成講座」受講生に対するフォローの一環として、
毎月「お節介メール」と称して「内省」を促すメールを送り続けています。

錬成講座での学びを実践し続けてもらうための取り組みです。

そのお節介メールをWEB上でも公開します。

******以下、メール本文です。******

皆さん、こんにちは!

いよいよ12月。今年も残りわずかですね。
そして来年4月のホノルルハーフマラソンも申込開始になりました。
同じホノルルで12月に開催されるフルマラソン(こっちが有名ですね)も良いですが、
私には「ハーフ」が丁度良いです(笑)
皆さんも是非!

さて、今回の質問に関する近況報告です。

先日、富士山の麓で開催された研修に参加してきました。
この研修、野外活動を通じて学びを得ることが目的ですが、
垂直な崖をよじ登ったり、深い谷にロープを張って渡ったり、
筏を一から作って湖を横断したり、結構ハード(笑)な研修です。

でも、ハードな分だけ、学びの多い研修でした。

で、その時のエピソード。

上述した垂直な崖を制限時間内に15mよじ登るという課題、
今回、この研修の参加者は私も含めて誰一人ロッククライミングの経験もありません。

ましてやオリンピック競技に採用されたボルタリングと違い、岩の絶壁を登るので、
どこに指や足をかければ良いのか全く分かりません。

何とか登ってやろうとチャレンジしましたが、私は全く歯が立ちませんでした。

しかし、その課題をある女性参加者がクリアしたのです。
彼女は幼稚園の先生でスポーツ選手でもガテン系職業でもありません。

したがって、彼女も決してスイスイ登れたわけではなく、
指や足が岩にかからずに何度も何度もずり落ちそうになっていました。

でも、「絶対できる!絶対できる!」と大声で自分に言い聞かせながら、
必死で指や足をかけることができる岩の箇所を探します。

第3者の視点で、下からその様子を見ていると、
「さっき同じ個所に足をかけて失敗したやん」って
ある意味「滑稽」に思えるくらい何度もチャレンジする。

でも、そうして微妙な位置の違いを試していく中で、
最後は足を岩にかけることができ、一段上に上がっていく。

それを繰り返しながら、彼女は15mの絶壁の登り切ったのです。

彼女が絶壁を登り切ったこと自体も衝撃でしたが、
課題を終えて、皆で振り返りを行った際の彼女の言葉に更に衝撃を受けました。

彼女は
「崖を登っている時、私には『できない』というイメージはありませんでした」
「私はこれまでの人生、何事もやるからには120%のチカラで取り組んできました、
今回も同じです」
と話してくれたのです。

私はその言葉を聞いて、
「え?!たかが研修やん。『人生』って大げさ過ぎるやろ」と思ってしまいましたが、
それと同時にそう思ってしまった自分が恥ずかしくなりました。

「そんな何でもかんでも120%のチカラでやってたら疲れるやん」って、
「本気」の出し惜しみをしていると、本当に必要な時に「本気」を出せなくなるなと。

今回、私は課題をクリアできませんでしたが、
後で自分の足をみたら、岩と擦れて血だらけになっていました。

崖を登っている時は全く気付きませんでしたから、
それだけ私も必死で取り組んでいたのだと思います。

しかし、彼女の必死さと比べたらどうだろうか?
足や指をかけられる場所を見つけることが中々できず、
心のどこかで「もう無理だ。」と諦め、
制限時間が過ぎるのを待っている自分がそこにいたように思います。

「たかが研修だしな。」って。

研修講師の私がこれを言っちゃダメですが(笑)、
そうやって「諦めた自分」を慰めていたのかもしれませんね。

人間は諦めた瞬間に「できない」理由を探し始める。
しかし、そのために脳を使うのは全くもってもったいない。

だから「絶対にできる」と自分に言い聞かせて、最後の一瞬まで打開策を考え続ける。
それが120%のチカラで取り組むということだし、
その積み重ねが思考力と精神力を鍛えてくれるのだと思います。

彼女も言っていたように「やるからには」ってところも大切ね。

「やらされ意識」ではなく、「自分からやる」というスタートラインがなければ、
120%のチカラなんて出せないからね。

ということで、今月の質問は、

最近あなたが120%のチカラで取り組んだ事は何ですか?

です。

自信を持って言える事じゃなきゃダメよ(笑)

大人ぶって「本気」の出し惜しみをするのは、「老化」以外のなにものでもない。

私も「老化」しないように頑張ります!!!!
皆もね!

ちなみに、今回の研修は
錬成講座の開催地である蔵王の自然を活かしたプログラムができないか?
ということで参加したものです。
自分も体験したいけど錬成講座でのプログラム化が待てない!(笑)という人は、
以下の研修機関リンクをご参照ください。

アウトワード・バウンド体験コースについて

それでは、この1か月が皆さんにとって
引き続き「健康」で、有意義なものになることを祈念しております。

近況シェアはいつも通り大歓迎です。無理をしないことも。

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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