皆さん、こんにちは!栗原誠一郎です。
関西では、桜が見ごろになってきました。この週末には満開になりそうです。
皆さんのところは如何ですかね?
さて、近況報告です。
先日、ある会社の若手社員の話を聴いていたのですが、
その会話の中で、彼が
「うちの上司は本当に自己中心的なんですよね~」
と愚痴をこぼし始めました。
色々、聴いていると、
その上司が自分の部門を「こうしたい。ああしたい。」と
ビジョンを掲げてどんどん進もうとするが、
部下の事情や気持ちを全く考えずに、自分が進めたいように進める。
とのこと。
そこで、「その上司が掲げているビジョンに共感できないの?」って聞くと、
ビジョンには共感するし、自分もそのビジョンが実現できれば良いなと思う。
そして前向きにどんどん進もうとしているその上司の姿勢も見習いたいと思う。
でも、「周りが見えていないって、感じが、ちょっとね・・・・」と。
この話を聴いていて、
先日皆さんにご報告したオミクロンに罹患した時の事を思い出したんです。
保健所からホテル療養か自宅療養かどちらを選ぶか聞かれて、
自宅で仕事がしたい私は即答で「自宅療養」と答えました。
しかし、答えた後で、
「そういえば食事の準備(喉が痛くて家族と同じ食事は食べられない)など、
私が自宅にいることで妻に相当負担をかけているなぁ」
と気付いたのです。
で、遅ればせながら妻に
「ホテル療養も選べるけど、そうしようか?」と恐る恐る(笑)聞いたところ、
「自宅療養で良いよ」と言ってくれました。
本当に「感謝」の2文字しかありません。
冒頭の若手社員の上司も、「自宅療養」と即答した私と同じなのではないかと思います。
自分が実現したいビジョン描いて常に前向きに進む姿勢は、
若手社員も言うように素晴らしことだと思います。
皆をリードしていくことも大切でしょう。
しかし、
そのビジョン実現に向けて巻き込んでいる周囲の人々への感謝の気持ちが「薄い」と、
その人々の力を引き出すことができません。
「このビジョンが実現すればお前だって嬉しいだろ?」だけでは無理があるのです。
あなたの周りの人がビジョン実現に向けて動いていることを
「有って当たり前」と思っちゃいけませんよ。それは「有難い」ことなのです。
ということで、今月の質問は、
あなたのやりたい事に巻き込んでいる人は誰ですか?
です。
もっとも身近な人ほど、私たちはその「有難さ」を忘れがちです。
冒頭の若手が言うように「周りをよく見て」くださいね。
それでは、この1か月が皆さんにとって
引き続き「健康」で、有意義なものになることを祈念しております。