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投機と投資

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こんにちは!栗原誠一郎です。

コインチェック騒動

仮想通貨の大手取引所であるコインチェックが保管していた顧客の仮想通貨(日本円にして約580億円)が不正に送金された事件で、先週1週間、世間は「仮想通貨」一色でしたね。

こういう事件が起きると、我々はどうしても

「やはり、怪しいものだったんだ」

といって、極端に距離を置きがちになります。

仮想通貨は今まで国家や銀行に独占的に管理されていた「お金」を自由にするというコンセプト、ブロックチェーンという技術そのものは素晴らしく、今回のような事件で世の中から無くなるというものではありません。

したがって、逆にこれを機に、より詳しく知ろうとする心が必要です。

でも、残念なのは、どうしてもこうした話が投機(短期的金儲け)として、クローズアップされることです。

 

投機と投資

そういう意味では株価についても同じです。

ここ最近の金利上昇を受けて株価も調整の様子が見られますが、ある意味仮想通貨と同じで投機的要素が強いですね。

この会社の将来性を見込んで長期で保有するために株を買う投資(配当目的)というより、株価が上がっているから買う投機(売買目的)が中心になっているような気がします。

もちろん株価が上がって、資産効果により消費が増え、それが実体経済も活性化させるという側面はありますが、やはり投資が中心になっていかないと、またバブルになってしまうでしょう。

この場合、逆に、一旦、株価が下がり始めると、もっと下がるのではのではと考えて、皆が売り始めると、更にどんどん株価が下がるということになります。

これが適切な株価で下げ止まれば良いのですが、それ以上に下がり始めると、実体経済にも悪影響を及ぼします。

いわゆるバブルの崩壊ですね。

 

株式市場の行方

現在の株価は企業が稼ぎ出す予想一株あたり利益(EPS)からしても、高すぎるということはないと思います。

しかし、昔からバブルはそれがはじけた後で、バブルだったと分かると言われます。

市場が理性を失わず、足元の金利の上昇を受けた「調整」で済めば良いですね。

さて、皆さんは株価の行方はどうなると思いますか?

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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