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Win-Winの関係を創るために意識していることは何ですか?

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おはようございます!
栗原誠一郎です。

皆さんGWはゆっくりと休めましたか?
私と言えば緊急事態宣言下、遠出することなく
大人しく、「仕事」していました。(笑)
でも、まあ普段に比べればゆっくりとした時間を家族と過ごせて良いGWでした。
皆さんはどんなGWでしたでしょうか?

さて、近況報告です。

実は、最近、本をプレゼントすることにハマっています。
ある知人に紹介してもらった本に感動して、
その本を読んで欲しいなと私が思う人に、プレゼントしたことがきっかけになり、
それ以降、色々な本を色々な人に送りつけています。
完全なお節介です。(笑)

Zoomや電話などで相手の状況を知った際、
あぁ、あの本を読んだら何か感情や思考に変化がおきるかな?
と思う本をプレゼントするのですが、
実際にその人がその本を読んで、何をどう感じるかは、あまり気にしません。
だからその人になぜその本を贈るかという説明もしません。

私にとって、本をプレゼントすることは相手に意識を向ける訓練みたいなものですね。

今回は、そんな私に訓練の機会をくれたある会社の管理職の人の話です。

先月ある勉強会でその人と話をしていると、
その人が、「実は長年同じ部署にいる同僚との関係が今一つ悪くなってしまった」
という話をしてくれました。

原因は価値観の違いと言えばそれまでですが、
彼は会社の方向性にそってある方針を出したのですが、
その同僚がその方針を否定したそうです。

長年一緒にチームのために頑張ってきて
「自分の考えを一番分かって欲しかった人に、分かってもらえなかった」
それに腹が立つし、悲しいとのことでした。

そんな彼に贈ったのが「7つの習慣」という本です。

世界的ベストセラーだから読んだことがある人もいるかもしれませんね。

人間の精神性が「依存」→「自立」→「相互依存」と成長するために
どのような思考習慣を持たなければならないかを解説している本です。
たぶん。。(笑)

「相互依存」という言葉は難しく感じるかもしれませんが、
「いくら自分が自立していると思っても、全てはお互いに支えあう存在でしかない」
ということに「気づく」ということです。

例えば「リーダーとしての責任や覚悟を持つ」なんて言ったりしますが、
そうした責任感や覚悟は勿論大切ですが、
そこに留まっていては、チームや組織はそのリーダーの能力以上には成長していかない訳です。

だから自分も含めて支えられる存在であることを理解し、
チームや組織を構成している全ての人が「Win-Winの関係」になることを意識するようにする。
そこで初めて組織は個々の能力を超えて発展していくようになる、そんな感じでしょうか。

で、なんで今回この本なのか?

それは彼と同僚との関係がWin-Winの関係になっていないからです。

会社の方向性にそった方針だから、理解して欲しかったというのは、
妥協して欲しいというのと同じで、Win-Winではありません。

こんな話をしたら、皆さんは
「そんな皆がWin-Winになることなんかあり得ない!理想論だ!」
て思うかもしれませんね。

でもね。
そこで諦めたらおしまいなんですよ。

この本では、Win-Winの関係を創るためには、
「すべての人を満足させることは可能である」という信念が不可欠だと言っています。

もちろん本当にWin-Winになる解は、簡単にはでてきません。

だから、妥協ではなく双方が本当に納得できる案が見つからないときは、
「合意しないことに合意」することが大切だと。

時間がかかるようでも、組織が本当に発展していくためにはその方が良い。
「急がば回れ」ですね。

まぁ、彼がどう考えるか、また贈ったこの本を読むかどうかも分かりません。
でも、何らか変化が起きれば良いなとは思っています。

ということで、今月の質問は、

あなたがWin-Winの関係を創るために意識していることは何ですか?

です。

Win-Winの関係が大切だとは皆さん思っていると思います。
でも、そんな関係を創るために、どんな事が必要なんでしょうね?
これが正解というものはないと思うので是非一度考えてみてください。

それでは、この1か月が皆さんにとって
引き続き「健康」で、有意義なものになることを祈念しております。

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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