新年あけましておめでとうございます
昨年、大卒初任給は前年比で2.9%上昇しました。
1993年に2.1%上昇して以来、毎年1%未満の上昇率でしたから、実に30年ぶりのことになります。
勿論、この上昇は昨年の高インフレも大きく影響していますが、
少子化の進展や外資企業の日本参入を受け、大手企業を中心に初任給増に大きく舵を切ったことが要因です。
新卒一括採用は過去のものと報道では言われていますが、現実的には企業の採用活動の中心は変わらず新卒採用なのです。
実際、昨年は多くの企業が採用計画数未達に終わったようです。
そして、今年も更に厳しきは増すことでしょう。
処遇面は勿論のこと、若者が「この会社で働きたい!」と思える質的な魅力がなければ、企業は衰退していく事になります。
社員が活き活きと情熱を持って働ける。今年も弊所はこうした企業風土づくりに貢献して行く所存です。
本年もよろしくお願いいたします。
2024年元旦
日本経営開発研究所 所長 栗原誠一郎