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企業はどうやってCSRに取り組むのか

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企業がCSR活動に取り組むとなった場合、企業にとってたくさんのメリットありますが、逆にデメリットとなる部分や気をつけなければならないことなどもたくさんあります。

しかし、どのようなことに注意すればいいかわからない方もいますよね。そこでここでは、CSR活動を行うことのメリット・デメリットや取り組み方などについて書いていきます。是非ご一読ください。

CSR活動を行うことのメリット

CSR活動が会社の利益に直結しないのに、なぜCSR活動に積極的に取り組んでいる企業が増えてきているのでしょうか。

それは、企業にとっても様々なメリットがあるからです。今からCSR活動を行うことのメリットについて説明していきます。

従業員のモチベーション向上

CSR活動に取り組むことにより、従業員が社会に貢献しているという意識を持つことができます。

従業員の意識が変わることにより、仕事に対する考え方が変化したり、モチベーション向上にも繋がります。

また、従業員が働きやすい職場環境をつくることや、従業員の健康を促進していくなどといったようなことも重要です。

もし、従業員からの会社の信頼度などが低いとCSRは浸透しないでしょう。企業にとって優秀な人材を育成するためにもCSR活動は必要であるかもしれません。

企業のブランドイメージ・企業評価の向上

CSRの取り組みにより、ステークホルダーからの評価が高くなります。

例えば、環境保全活動や地域ために積極的に取り組んでいる場合、社会貢献活動に積極的な会社という風に周囲の人から認められ、社会的評価も上がります。

このように周りの会社と差別化することで、競争優位性の確立も期待できます。

最終的に企業の利益につながる

CSR活動は、直接的な利益を生むことは難しいですが、継続することによって企業利益に繋がります。

企業として、社会問題に向き合い発信していくことによって、多くのステークホルダーとの信頼関係を構築することができ、周囲から認められる会社になります。

そうすることによって、最終的には売上などにつながり、経営面でも良い影響を与えると考えられます。

コンプライアンス体制強化

コンプライアンスに対する体制をもう一度確認しなおすことにより、コンプライアンス違反を防止することに繋がります。

一般的に企業コンプライアンスとは、企業がルールを守り、公正または公平に業務を遂行する法令遵守を指します。どのようなルールを守らなければならないかというと、法令や就業規則、社内規程、企業論理、社会的規範などです。

行政で決められた条例や法律はもちろんのこと、会社内のルールや規則、マニュアルといったようなものも守らなければなりません。

現在、どの企業でもコンプライアンスは重視されています。もし、このコンプライアンス体制が適切でない場合、周りからの評価が下がるだけでなく、最悪の場合倒産してしまう可能性まであるといえるでしょう。

これらの他にも、投資家が投資先を選ぶ際にCSR活動を参考にしていたり、就職活動を行っている学生が企業の行っているCSR活動を確認しているといったように、CSRは多くの人からも注目されています。

特に、経営学を選考している学生の多くは授業などでCSRについてふれていることもあり、就活の際でも企業のCSR活動を見て行きたい会社を決定している人も増えてきています。

CSRに取り組むべき企業

広告費を多く使う取引の中心が一般消費者である企業はCSR活動を行うことによって業績がプラスになることが確認されました。

逆に広告費をあまり使わない取引先の中心が企業や法人であり、法人相手に商品やサービスを提供している企業ではCSR指数が高いほど業績はむしろマイナスという結果になったという結果も出ています。

CSR活動を行うことのデメリットやリスク

CSRを取り組むにあたって一番の問題であるのは、コストがかかるというところです。

企業にとって将来的な利益に繋がることがわかっていても、CSR活動に人権費や予算などに初期投資が必要になるということから経営陣から反対される会社も多いようです。

特に中小企業であればコストを増やし、事業を持続させていくには困難かもしれません。

しかし、中小企業であるからこそ社会から信頼を得ることがとても重要であるといえます。そのために、中小企業だからこそ取り組むことができるCSR活動を考える必要があります。

取り組み方

1.自社の分析

CSR活動に取り組むのであれば、まず自社の分析を行わなければなりません。

企業理念や戦略を再確認し、企業が利益を出しながら社会に貢献していく戦略を考えることにより、独自の取り組みを行うことができます。

2.戦略の策定

取り組むべき社会課題を分析し、企業で取り組めそうな問題を決定します。取り組みの動機と目的を考えると同時に、取り組み方やその活動にかかるコストについても考えておかなければなりません。

3.具体的な取り組みの実施

実際に取り組みを実施し、取り組みの経過や周りからの評価などを記録します。

4.社内認知の向上

経営層だけでなく、会社全体でCSR活動の取り組みについて理解を深める必要があります。
また、会社すべての人に認知してもらうことで1人1人の意識向上にも繋がります。

5.外部への情報発信

CSR活動に取り組み、その成果を外部に発信していくことで次の取り組みへの展開が期待できます。また、これにより企業価値向上に繋がります。

6.PDCAをまわす

1から5までを整理し、改善を繰り返していく必要があります。
こうすることによってCSR活動での取り組みをレベルアップしていくことが可能です。

取り組む時に気をつけるべきこと

企業にとって守らなければならない法令や会社の規則などを再確認し、違反行為が起こらないように啓発活動を行うことが大切です。

また、これを維持するためには、コンプライアンスの文書を最新に保ち、会社全体に提示したり、研修や教育を行わなければなりません。

せっかくコンプライアンスマニュアルを作ったとしても社員に浸透していなければ意味がありませんよね。なので、企業のなかで定期的に勉強会を行うことも必要です。

まとめ

このようにCSR活動に取り組む際にはまず自社や社会問題の分析が大きな鍵となってきます。

もしこれに失敗してしまうと、逆に周りからの信頼を失ってしまうという場合も考えられます。
そうならないように企業の強みを活かした戦略を考える必要があるといえるでしょう。

参考文献

コンプライアンスとは?意味や違法事例、企業が気をつけるべきことを社労士に聞きました
https://liginc.co.jp/life/useful-info/169116

BIZHINT
https://bizhint.jp/keyword/134469

CSRのその先へ
http://andomitsunobu.net/?p=10037

みんなのBCP
https://bcp-manual.com/useful/csr/

筆者:綾部菜香

大学で国際協力(SDGs)、防災、企業のCSRについて研究。
世界をよくするためにボランティアという支援という形ではなく、ビジネスを通して社会の課題解決につなげたいと考えており、活動中。

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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