ビジネスマン必須のスキル「情報編集力」とは

最近、注目を集めているキーワードの1つに「情報編集力」があります。

企業のなかで成果を生み出す人材に求められるのは、販促企画の情報を外部に発信する形に編集する情報編集力です。

ただし、キャッチコピーやDTPデザインだけではありません。

企画を生み出す発想力や企画書作成、会議やプロジェクトを動かすマネジメント力、社内情報共有化情報の編集、そして実行力も必要です。

それらの思考や行動を可能にする基本スキルが、下記の3つです。

・論理的思考法
・仮説思考法
・批判的思考法

頭の中で個人や組織がイメージする曖昧な思考を再構築し、組織内外で共有できる形に編集するスキル全般を「情報編集力」と定義することで、情報編集のあり方や課題が見えてきます。

情報編集力に必要なのはデザインと論理的な整理

情報は、他者の目に触れることで発信者の考え方を共通認識する役割を担っています。

セールチラシであれば「価格以上の価値」が消費の喚起につながります。

同時に、情報によって受け手の「心理を意図的に動かす」、さらに疑問や関心へと誘導して「行動へとつなげる」作用も生み出すこともできるのです。

つまり、情報編集力とはチラシデザインのみならず、販促企画から情報の組み立てに関わっていることがわかります。

このしくみを論理的に理解し、DTPデザインやWeb情報に反映すれば効果が上がる可能性が高まります。

情報編集力を高めるためには「デザイン的に編集する」ことと同時に、「論理的に情報を整理する」という両方の基本を理解し実践で慣れる必要があります。

論理的思考力と企画力向上の必要性

情報を論理的に編集するスキルは、社内情報の共有化とともに企画現場でも効果を発揮します。

一般的に「企画」というと、ひらめきや発想力が重要かと思いますが、企画を生み出すためには3つのアプローチが考えられます。

・キーワードから
・課題から
・データから

ひらめきは、これらの基本情報がインプットされた後、自動的に湧き上がってきます。

よく「町を歩きながら、ある看板や言葉をヒントに思い浮かんだ」というアイデアマンの言葉を耳にします。

それは、常に何かの課題や解決策を模索した上での結果です。

何も問題意識を持たない状態で「1億円儲かる方法が見つかった」ということは、まずないでしょう。

そういう思考プロセスの基本が、論理的思考法です。

論理的思考法とは、絶えず要素のバランスを整える作業です。

バランス上は「3」や「5」のように奇数の要素をつなぐ形で考えますが、そのセンターに配置できるキーワードが1つの答えになる事が多いはずです。

それが、課題になることもあります。

内製化のメリットの仮説

  1.  印刷経費削減(ネット印刷や定額サービス)
  2.  時間短縮と営業費削減(営業の効率化)
  3.  情報編集力の向上(企画力などの向上)

この真ん中に「能力開発」というキーワードを配置することができます。

能力開発がカギを握るのであれば、これまでの人材教育の1つに「情報編集力の向上」を加えることもできます。

潜在能力開発につながる実践モデルをどう作るか、という新たな目標に取り組むことの必要性にも気づきます。

その時、論理力とともに創造力が生まれます。

それが「仮説思考」であり「批判的思考」です。

仮説シナリオを検証することで、より効果的で実践的な販促企画を計画し実践することができます。

情報編集力とは、販促ツールのDTPデザインを行うスキルだけでなく、企画力や実行力など人材の潜在能力開発を含めたものとして考えておく必要がありそうです。

情報共有化のための情報編集テクニック

企画会議を例に「論理的思考法に基づく情報編集力」について具体例を挙げてみます。

会議の基本は、参加者が情報を共有し新たな発想や解決策を生み出す事です。

そのための簡単な方法が、図解資料です。

新しい発想を引き出す方法として、ワーキンググループなどでは白紙の状態から自由に意見を出し合うこともあります。この場合も、出た意見は分類して整理する作業を行います。

「キーワード」「課題」「データ」を紹介する場合も、カテゴリーや時系列に絡み合う要素を整理すれば短い時間で共有することができます。

共有するための時間を短縮するための、図解資料とサマリーの編集は有効です。

会議前に配付しておけば、速やかに仮説の提案や意見の発表に入りアイデアを集約することができます。

DTP&デザインスキルの伸ばし方

次に、情報編集で馴染み深い販促ツールであるチラシのDTPデザインのコツを紹介します。

1つはテンプレートの活用、もう1つはデザイン性の高い雑誌などのレイアウトやカラーバランスを参考にデザインする方法です。

基本は、「何を」「誰に」「どういうコンセプト」で伝えるのか、ということなのですが、「コンセプト」についてはプロのデザイナーでも表現に悩むところです。

簡単な具体例として、リフォーム専門店がフェアを開催する場合、「特価商品」「セール商品」「集客商品」、さらにイベントやプレゼント、店の特徴を項目に分けて掲載します。

これだけなら、テンプレートや雑誌を見てレイアウトや配色を決めることができます。

しかし、知名度が低い専門店はこれだけでは集客効果を高めることは難しいでしょう。

一般的にチラシの集客率は、商品とともに店の知名度に影響します。

そこで、オンリーワンの価値を明確にするために「コンセプトを見える化」するデザインが求められます。

前述したように、企画の段階から論理的に情報を整理しておけば、商品価値やお客様の課題、さらにデータなどから社会的にどのような消費環境にあるのか、ある程度、客観的に分析・評価できます。

そこで、消費傾向など社会データを加える情報編集プランが浮かんできます。

キャッチコピーも「大感謝セール」から「お子さんの創造性が伸びる・・・セール」のように個性が発揮できるかもしれません。

消費者は常に「社会性の中で自身のライフスタイル」を意識します。

デザインはテンプレートもありますが、コンセプトは企画段階から論理的に情報を整理してきた結果、1つのひらめきとしてDTPデザインに反映されるオリジナルの「強み」ということができます。

まとめ・・・運用責任者の役割

情報編集力伸ばし活用するためには、日常業務を通じて、組織内外に関連する情報の共有化や情報発信全体を評価し、「個のスキルアップ」をリードしていく人材が必要です。

販促ツール内製化とともに情報編集力を高める、その役割を担う運用責任者の育成についても今後は積極的に進めていく必要があります。

その基本は「情報編集力」です。DTPデザインとともに、論理的に情報を「見える化」して伝え、共有につなげる高度な情報編集と全体の情報編集を指導できるリーダーの存在も重要となってくるでしょう。

著者:小林マサヤ

専門はWord・PowerPoint DTPとWebコンテンツ情報の編集。マスメディア広告の「消費喚起」に対し、「自己投資意欲」から「自己決定」へ誘導するコンテンツ&コミュニティマーケティングを提唱。企画力につながるビジネスマンの情報編集力、組織運営力を含むビジネス編集力の強化を提唱している。

 

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