皆さん、こんにちは! 栗原誠一郎です。
私が日本経営開発研究所の所長を引き継いで以降
弊社主催の異業種交流階層別研修「錬成講座」受講生に対するフォローの一環として、
毎月「お節介メール」と称して「内省」を促すメールを送付しています。
錬成講座での学びを実践し続けてもらうための取り組みです。
そのお節介メールをWEB上でも公開します。
******以下、メール本文です。******
皆さん、おはようございます!
もう2023年も12分の1が終わってしまいまたね。
しかし、月日が経つのは早い。
意識的に生きなければ、あっという間にただ年をとる。
怖いですね~(笑)
さて、1月の近況報告です。
私は、錬成講座も含め、研修後、受講生とコーチングセッションを行う事が多いですが、
そのセッションの中で、ある受講生が以下のような話をしてくれました。
「うちの会社は業界的にも今厳しいい状況の上に、昔から業容もあまり変わっていない。
このままでは危ないんじゃないかって思うんですよね。」
そこで、私が、
「じゃあ〇〇さんは、どうしたいの?、どんな会社にしたいの?」
と聞くと、
「え?そんな事、急に言われても。。。。」
と、明確な答えは返ってきませんでした。
そこで、1月に開催した新春セミナーの中で話した、キーエンスの話をしました。
「今、読んでいるキーエンスについて書かれた書籍の中に、キーエンス創業者滝崎氏が1984年、会社設立10年目の時に社員に向かって話した『2つの夢』が書かれていたんだけど、その内容はね、
「一つ。『あんたどこで働いてんの』と知り合いから聞かれた時に、
少し誇らしげに名刺を出せる会社にしたい。」
「二つ。日本一給料が高い会社になる。
そのために社員1人当たりの付加価値額日本一になる。」
だったんだって、その時のキーエンスは売上高30億円、社員数80名の中小企業よ。
でも、その後40年経った今、従業員の平均年収が2千万円を超える会社になってる。
これだけでもすごい話だと僕は思ったんだけど、この二つの夢を語ったあとの滝崎氏の話がまた素晴らしい。
「そんな会社にこれから10年、20年かけてなるのか、
はたまた、もう5年で会社がなくなってしまうのか。
会社の将来というのは、経営者だけで実現できるものではない。
あなたたち社員がこれからどういう目標を掲げるのかということ、
その仕事ぶりによって、会社の将来が決まるのです。」
いや~。その通りよね。会社にとって経営者の果たす役割は大きいけど、経営者だけの力では、会社は存続発展していかない。
だからこそ、社員それぞれがビジョン・目標を持っているかが重要になる。
で、もう一度聞くけど、〇〇さんは、今の会社をどんな会社にしたいの?」
その受講生はすぐには返答できず、
「ちょっと考えてみます。」
となりました。
次回のセッションでどんな答えをしてくれるのか楽しみです。
ということで、今月の質問は、
あなたは今の会社を40年後どんな会社にしたいですか?
です。
キーエンスの滝崎氏が1984年に夢を語って約40年経っているので、上記の質問も40年後にしましたが、そもそもキーエンスは2015年には既に従業員の平均年収が1,500万円を超えていますし、とくに年数にこだわる必要はありません。
会社の「現状」に囚われることのない「年数」であれば10年でも20年でも良いです。
もうすぐ定年だし。。。みたい事いってたらダメよ。
滝崎氏だって、「自分がいる間に」って言いてないからね。
是非、あなたが「これだ!」って言えるものを考えてみてください。
それでは、この1か月が皆さんにとって
引き続き「健康」で、有意義なものになることを祈念しております。
近況シェアはいつも通り大歓迎です。無理をしないことも。