お問い合わせ

政治家の役割

Twitter
Facebook
Pinterest
Pocket

こんにちは。
栗原誠一郎です。

政治家の本当の姿とは

先日、某大手シンクタンクのエコノミストであり、私の大学時代のサークル仲間でもある友人と久しぶりに会いました。昔話に花を咲かせつつも、話はいつしか金融政策の話になりました。

私が、

「今、日銀はお金の供給量を増やして、デフレを解消しようとしているけど、そもそも『需要』が増えなければ、単にお金は金融市場(投機)に回るだけで、デフレは解消しないよね?」

「そうすると、政府が『需要』を創るしかない。でもそうすると、国債を発行して借金をすることになる。でも、世の中では、国の借金がこれ以上、増えると日本国債に対する信用がなくなって、誰も買わなくなると言うよね?」

「でも、日銀が政府の発行する国債を全部買えば、何も問題が起きないじゃないの。政府が『需要』を創り、その『需要』が民間に広がって行って、インフレになり始めたら、引き締めたら良いのでは?」

すると、彼はこう言って教えてくれました。

「確かに、その通り。問題は、引き締める時だ。」

「政治家が国のお金を使う(=需要を創る)ことに慣れきってしまい。いざ、引き締める際に、かなりの抵抗が起きる。結果として、引き締めができなくなることが問題なんだ。」

 

その時、私の頭に浮かんだのは、色々な人が政治家に陳情に上がり、政治家がその話を聞いて、「分かりました。予算がつくように働きかけましょう!」と言っている様子でした。

賄賂をもらって利益誘導するような政治家は論外として、陳情に来る人の話は、それなりの切実さがある話ですから、予算がつくように努力したいと思う政治家は普通の姿でしょう。

でも、それに歯止めが掛からなくなるのが問題なんだと、彼は言うのです。

 

政治家を選ぶのは誰?

今、世界は保護主義の方向に流れはじめ、日本企業にとっては厳しい環境が予想されていますが、そもそも日本国民全体の幸せを考えれば、内需が増加することが大切です。

その流れを創れるのも政治家で、その流れを創る障害になっているのも、政治家なんですね。

でも、その政治家を選んでいるのは、私達国民なんですよね。自主自立の精神をもって、政治家に頼ることなく、自分達の未来を切り開く、その基本を失いたくないなと改めて思いました。

 

あなたは、政治家に何を求めていますか?

メルマガ登録

付加価値の高い商品・サービスの開発も含めた生産性向上のアイデアは、「人」が生み出していきます。
このように「人」の重要性がますます高まっていく時代において、弊社は世界NO.1の高生産性・高能力の一流中堅企業を育てるために、クライアントの経営・人事諸制度の改革、人材育成をバックアップしていきたいと思っております。

メルマガでは、抽象的な思考概念から実際に活用できる具体的なノウハウを提供しています。
現状を打破したい、改善のためのヒントになればと思っています。

錬成講座のお知らせ

「錬成講座」は、新卒社員が将来の経営幹部になるという、長期雇用慣行に基づいた日本的経営を前提に、先の見えない経営環境の中で企業の存続・発展を担う力のある次世代幹部人材を異業種交流の合同合宿により育成するプログラムです。
「錬成講座」は「新人」「若手リーダー」「管理職」「経営幹部」と階層別に別れております。

様々な業種の一部上場企業および同等クラスの優良中堅企業のリーダーとともに、講義時間も含め議論や対話を重ねるなかで、自分の業界や自分自身が知らず知らずのうちに囚われている固定観念に気づき、視野を広げることができます。

メルマガでは、抽象的な思考概念から実際に活用できる具体的なノウハウを提供しています。
現状を打破したい、改善のためのヒントになればと思っています。

RECOMMEND

こちらの記事も人気です

記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

このメディアの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

サイト内検索

弊社最新コンテンツ

弊社人気コンテンツ