こんにちは!栗原誠一郎です。
コミュニティ・ビジネスの時代
先日、お世話になっている先生の勉強会に参加したのですが、その一つのテーマが「コミュニティ・ビジネス」についてでした。
売切り型のビジネスでは永続的な発展は難しく、顧客のコミュニティ化が必要だということは、皆さんもよく聞かれているかもしれませんね。
で、面白いなと感じたのは、コミュニティを広げていく方法についてです。
カリスマ的な人物が引っ張っていくだけでは、コミュニティは広がらない。
広げていくのではなく、「勝手に広がって行く」ことが必要だと。
そのためには、
自分一人ではとても実現できないことでかつ多くの人が幸せになれるビジョンが必要だと。
そしてそのビジョンを実現するために、自分以外の人に積極的に支援をお願いすること。
そうすれば、その人はコミュニティを作る過程に参画することになり、コミュニティに対する貢献実感が高まり、更に他の人に自分の自慢話としてコミュニティの魅力を伝え始める。
そうなるとコミュニティが勝手に広がり始めるのだと。
組織マネジメントの在り方
この話、組織のマネジメントの在り方も示していると思いませんか?
昔ながらのマネジャーは、自分が過去積み上げてきた知識・スキルをもとに、メンバーを引っ張っていましたが、今は時代の変化が早く、過去の知識・スキルはすぐに陳腐化してしまいます。
そう、マネジャー自身の力で何とかできることは、どんどん無くなるのです。
だからこそ、その事実を認め、謙虚になってメンバーに支援を求めることが必要なのです。
もちろん、メンバーに支援を求めるだけでは、メンバーもなんで「こいつ」のためにと思うかもしれません。だから、マネジャー自身も「自分」のためではなく、自分も実現したい、そしてそのことで皆が幸せになれる「ビジョン」のために、自分ができることに真摯に取り組む。
その姿勢があればこそ、チーム一丸となってビジョンの実現に取り組む、強い組織になるのでのではないでしょうか?
さて、皆さんのチームには、あなたや他のメンバーが実現したいと心から思えるビジョンはありますか?
そして、あなた自身は「自分自身」のためではなく、その「ビジョン」のために何ができるでしょうか?