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ありきたりな日常からイノベーションを起こす情報を整理する3つの習慣

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ありきたりな日常とは、変化を感じないルーチンワークになっている状態のことです。

ありきたりな日常を送る状態のことをこの記事では、思考が活躍できていない状態を指しています。

思考をはたらかせなければ、革新的なアイデアは生まれません。

そこで取り上げたいのは、思考をはたらかせてイノベーションを起こすために取り組む、情報を整理する3つの習慣です。

 

日常から変革する情報整理に役立つ3つの習慣

ありきたりな日常の中で自分に変化を与える絶好の習慣が3つあります。

  1. ビジネス書の断捨離習慣
  2. 情報を論理的に視覚化する習慣
  3. 意図的に情報から自分を解放させる習慣

それでは、3つの習慣を一つ一つ解説していきます。

 

ビジネス書の断捨離習慣

ありきたりな日常を変えるための手頃な行動で代表格が、「本を読む」ことです。

中でも思考を鍛えるヒントになるのが、ビジネス書になります。

世にあるビジネス書は、言い方や表現を変えて多数の著書が出回っています。

自宅にある本棚も結局は読まなくなったビジネス書で埋まっていく人も少なくありません。

そこで参考になるビジネス書の断捨離習慣を紹介します。

少し、思い切りが必要になる習慣づけになりますが、結果的には、情報過多によって飽和しない有効な習慣になります。

ビジネス書の読み方は、至ってシンプルです。 

まずは読んでみて気になる部分はアンダーラインをします。

ここがポイントになりますが、読み終わってからあまり日が経たないうちに後日、アンダーラインをした部分だけをメモに転記する習慣をつけるのです。

メモに転記する習慣による2つのメリット

  • アンダーラインを引いた重要部分の再確認
  • 必要な内容だけまとめたマイノートの充実(転記メモノート)

アンダーラインを引いて、その時重要性を感じていても、そのビジネス書を開かなければありきたりな日々に消されて忘れてしまいます。

そんな忘れてしまう人間の習性に合わせた習慣になるのです。

そしてアンダーラインを引いた部分を転記した本は捨てることをルールにします。

1年読まなかった本は5年読まない→5年読まなかった本は一生読まない

「集めた情報は見直してどんどん削除する」ことをモットーにしてビジネス書を断捨離して必要な本だけを残している情報整理を得意とする山口周氏の習慣を参考にさせていただきました。

ビジネス書1冊の中にある自分に有用な項目をアンダーラインによって、明確にしてメモに転記で抽出、マイノートに整理して自分専用のオリジナルなオムニバス知識が出来上がる仕組みになります。

ここでポイントになるのは、購入した書籍を捨てる英断からイノベーションな新しい自分を発見できる習慣になることです。

 

情報を論理的に視覚化する習慣

ありきたりな発想ではなく、商品や問題(悩み)などを論理的かつ、鮮明に視覚化させる習慣です。

つまり、自他ともにテーマをわかりやすくできる情報整理術になります。

基本的にはマインドマップの活用が、思考の整理に役に立つでしょう。

マインドマップ

マインドマップを活用してテーマにする「商品」や「問題(悩み)」を論理的に整理することができます。

そのための環境は、誰にも邪魔されない空間で集中できる時間を設けることです。

ポイントは、日常に引き戻されないための環境づくりですね。
「悩みの整理」のための時間と環境を敢えて作ることが必要になります。

「電話」や「訪問者」、「家族の干渉」などが全くない状況を作ってください。

マインドマップアプリでアウトプットしていくことは、自分の思考の中の深層部分を抽出して視覚化に繋がります。

中心に置いたテーマを派生して展開していくのです。
ひらめいたキーワードを主観的に取捨選択しないで、客観的にすべて書き出していきます。

半日から67時間くらいアウトプットできれば、書ききれないほどのキーワードが展開して予想もしない展開で元のテーマとの繋がりを発見できるでしょう。

マインドマップ以外にも情報の整理に活用できる方法があります。

 

情報を逆説で派生させていく方法

テーマになる情報を全く逆の観点で深く思考を展開していくことで、情報の現実的な有効活用が見えてきて整理される流れになります。

アイデアの発見などにも使われる方法の希望点列挙法と欠点列挙法です。

希望点列挙法の進め方は、「対象のテーマをこうすればもっと良くなると追求していく展開」になります。

あくまで希望なので現実離れした結果になることが予想されます。
ですが、頭の中にある情報を絞り出すが大事です。

希望点の列挙が終了したら、少し休憩をしてから欠点列挙法を始めます。

「対象のテーマの些細な欠点」を客観的に絞り出していくのです。

このように全く逆方向に深く思考を展開させることで、メリットとデメリットが浮き彫りになってきます。

希望点列挙法も欠点列挙法も出てきた内容を全て紙に書きだしていくことが肝心です。

そして、最後に書き出した中から現実的で有用なものだけを拾い出して、まとめます。

この方法では、テーマになる情報の良い面問題点のバランスまで視覚化されます。

商品やサービスの情報を整理するのに適している情報整理術になるでしょう。

 

KJ法 (付箋マッピング法)

文化人類学者である川喜田次郎氏が発案した付箋を活用した情報整理術です。

付箋マッピング法とは、思考の整理になります。

思いつくままに付箋にアイデアを書き出していきます。付箋の特徴は、捨てやすい面です。

出てきたアイデアの付箋を選別して不要なものは削っていきます。

有用な付箋だけをノートにカテゴリごとに貼り付けて整理していく方法です。
 

情報の整理方法は、自分に合った継続できる方法が理想になります。

一つのテーマが整理できたときに達成感や爽快な気分になれることが次につながりますから。

 

意図的に情報から自分を解放させる習慣

情報を整理することだけに没頭していると、情報の多さに打ち負けてしまうこともあります。

そのような時は、思考力も限界がきているかもしれません。
率直に言えば、気分転換が必要になっていますね。

まず、自宅や仕事場で情報を整理していたとすれば、手を止めて「全く違う環境」への移動をお勧めします。

例えば、PCのない環境、仕事の連絡が入らない環境、日常的に抱えている悩みを思いつかない環境です。

脳の本当の休息は、視覚的に安心できる環境に身を置くことから得られます。

五感で安心できる休息を気分転換として意識的に作ることで日常の情報から解放されることでしょう。

 

ありきたりな日常を変革する情報整理のまとめ

ありきたりな日常からイノベーションを起こすような情報を生み出すには、ビジネス書の読み方にしても、情報の整理の仕方にしても一般的なやり方では、新しい発想に繋がってきません。

情報整理は、新しいアイデアの誕生へと結びつくほど大事なスキルになります。

共通して言えることは、「使わない情報を身の回りに取っておかないこと」が、習慣づけのポイントになります。

情報の断捨離を習慣にして、アイデアに繋がる情報の整理方法を取り入れ、時には、思考を休ませて意図してリフレッシュさせる習慣を身に着ければ、自分で情報をマネジメントできるようになることでしょう。

 

著者:絵鳥彰太郎

飲食店店舗責任者の経験を経て、某給食委託会社のエリア管理に人材育成とコスト管理のバランスを追求してきました。

時間管理には、「情報の断捨離」が必要と自ら、論理的に情報の取捨選択を実行して、安定したパフォーマンスで日々を送れるように心がけております。

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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