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シェア時代の挑戦 続編

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シェア時代への挑戦 〜社会貢献編~

本章では、あなたの会社が社会の一員としてSDGsなどを目標とした社会貢献や社会事業を営むことについて考えてみます。

①社内外でのシェア促進

1992年のブラジル、リオ・デ・ジャネイロにおける環境と開発におけるリオ宣言以来、ISO 14001への取り組みなどを通じて環境影響を評価し、環境問題に取り組む企業が日本では急増しました。

あなたの会社も何がしかの環境への取り組みはおこなっておられるかもしれません。

また、働き方改革によってワークシェアのような自由な働き方も推奨され、SDGsにおいても、このような要素は盛り込まれており、企業の社会的に責任の一環とも言えます。

シェアエコは、資源のリユースや時間やスキルの有効活用を促進するツールとも言えます。

例えば、社内に、個人間で物品を売り買いできるツール、スキルマッチングができるツール、興味・関心を集めるツールなどがセットであれば、それはシェアエコツールとして活用できます。

当社が提供しているシステムで実現できるツールの一つでもあり、そんなにコストがかかるものではありません。

このようなツールを用いると、例えば、社内の社員同士で所有物の売り買いや貸し借りが可能になります。

ゴルフに行くときに車をちょっと借りたりすることもできるかもしれません。

そして、そのシェアエコの環には社員の家族も入ってもらったり、あなたの会社の下請け業社の社員や家族に入ってもらったり、みんなでエコなシェア活動に参加してもらってもいいかもしれません。

例えば、社員の家族の子供に英語を教えてあげる別の社員がいてもいいかもしれません。

社員の家族に作り置きや掃除が得意な奥さんがいて、社宅で一人暮らしをしている単身者のために、家事を手伝ってあげてもいいかもしれません。

対価は金銭でもいいし、社内で使えるポイントシステムでもいいでしょう。

同業者の横つながりが強い業界であれば、さらに会社の枠を超えて同業者間で、ビジネスの競争とは異なるシェアで会社がつながるような活動があってもいいかもしれません。

共同仕入れや共同物流といったアイデアは上述しましたが、会社間で社員や社員の家族がモノやスキルを共有する活動に広げることもシェアの環を広げるアイデアの一つです。

②会社のまわりのシェア活動への参加

シェアエコ3.0世代においては、地域の様々な活動がシェア活動化され、インターネットを通じて参加できる時代になっていると筆者は予測します。

青森県弘前市で検討している雪かきのシェアリングエコノミーでは、弘前市内の法人に雪かき支援者としての参画を意識していました。

ゴミ拾い活動も大事ですが、地域課題がシェアで解決しようという時代になれば、地域コミュニティの一員として、企業の果たす役割も大きくなると想定します。

あなたの会社のまわりにシェア活動があるとすれば、その活動に参加することは、あなたの会社の地域社会への貢献の一つになるでしょう。

そういったシェア活動があなたの会社のまわりではまだまだ成長していないかもしれませんが、特に集める視点のシェア活動である、ボランティアや、シーズの視点でのモノやスキルの提供など、地域課題の解決に資するシェア活動は沢山あり、それをあなたの会社がリーダーシップを発揮して創っていくことも、顕著な地域貢献になるのではないでしょうか?

小さなコミュニティでシェアを始めよう

現時点では、シェアリングエコノミーは、例えば上述したAirbnbやUber、日本ではメルカリのように、一般的には、ある程度の規模のCtoCのプラットフォーマーをイメージされることが多いです。

しかし、筆者は、シェアの本質はコミュニティの形成にあり、シェアエコ3.0世代では、シェアは、より紐帯の強い小さなコミュニティにおいてこそ意義があり、活性化が進むと考えています。

会社、地域、マンション、学校など、人の生活が帰属する単位で識別される小さなコミュニティこそ、昔からコミュニティへの帰属が重視されてきた日本においては、最もシェアが活性化する、と筆者は考えています。

シェアは活性化されなければ意味がありません。活性化されることにより、シェアエコによる社会資源の有効活用や人材資源の有効活用による働き方改革は促進されるわけで、巨大なプラットフォームよりも密度の濃い小さなコミュニティでのシェア活動が多数生まれる方が、より社会的には意義があると考えています。

企業こそが、最も効果のある小さなコミュニティの代表格です。昔の家族経営(今ではそれを記憶している人も少ないでしょう)のスタイルが主流であった時代は、リアルな家族同士の付き合いが会社、とりわけ中小企業では社宅や社内イベントなどを通じて、数多くのつながりとして存在していました。しかし、今の時代、そのような密度の濃いリアルな付き合いはほとんどお見かけしません。

しかし今のインターネット時代には、今の時代なりのつながりがあります。昔の形とはまた違った形で、“会社”という無形の小さなコミュニテイを活用したつながりが生まれる可能性があります。

上記の2-aのような社内外のシェアエコツールと、その環の強さによって、安心感とインターネット上の気軽さを掛け合わせた新たな形になって再構築されると考えています。

そして、今までにない新たな形での社内コミュニティでシェア活動が活性化することによって、結果としてあなたの会社がSDGsにもつながる社会貢献に取り組むことにもなる、と筆者は考えます。

筆者は、シェアエコが世の中の経済活動や社会活動を変革し、より省資源で効率的で、人々が豊かな生活を送ることに寄与すると考えています。

より多くのシェアエコが世に生み出されることを願い、シェアエコが簡単に始められるパッケージエンジンを提供し、シェアエコ普及を支援している一人です。

シェアリングエコノミーは、プラットフォーマーになるという考え方もあれば、会社や地域という小さなコミュニティでツールとして活用し、より資源を有効活用し、社会的な意義を生み出すという考え方もあります。

ビジネスにも社会貢献にも役立つ新たな考え方、生活や社会の新たな様式として、あなたの会社の様々な活動における新機軸として、是非、シェアな取り組みを検討していただければ幸いです。

著者:宮﨑耕史

京都大学大学院 機械工学科卒、三和綜合研究所(現 三菱UFJリサーチ&コンサルティング)のチーフコンサルタントを経て、株式会社カスタメディアを設立。

同社は、WEBコミュニケーションに必要なSNSやマッチング、シェアリングエコノミーのシステムを低価格で提供できるパッケージエンジンのASPサービスを100社以上の企業に提供している。

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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