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高齢者の役割

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こんにちは!栗原誠一郎です。

スゴイ経営者は高齢でも「若い」

テレビ通販で有名なジャパネットを一代で大きくした高田前社長は現在69歳とのこと。

見た目も「若い」ですが、何よりも気持ちが若い。

ジャパネットの経営を息子に譲った後も、破綻寸前だった地元のサッカーチームの社長を引き受け、立て直しに成功。

現在も、お飾りの社長ではなく、常に自分が率先して動き、更なる発展に向けて取り組んでいます。

一代で会社を大きくした社長は、現役でも引退しても、若いです。

だから引退しても、何かまた新しいことにチャレンジする人が多いですね。

 

人間はなぜ生殖の目的を終えても長生きするのか?

そもそも、人間は、生殖を行わなくなった後も生き続ける珍しい動物です。

例えば女性は閉経後も平均的には30年以上生きるわけです。

実際、人間の寿命の限界は120歳と言われています。

生物学的には役割が終わったように見えますが、進化生物学者によると、実は、自分の子孫が繁栄できるように支援するという役割が与えられているからだそうです。

進化は、長い年月の中でより経済合理性がある方向に進んでいきます。

つまり、人間という種が繁栄するためには、長生きをして子孫を支援することが合理的なわけです。

 

高齢者活用の合理性

近年の人手不足の影響で、企業においても高齢者の活用ということが真剣に考えられるようになりましたが、

少し前までは「厄介者」扱いをする企業が多かったですね。

でも、人間の進化が証明しているように、何か新しいものを生み出さないとしても、高齢者は子孫の繁栄にとって必要なのです。

実際、高齢者の活用に取り組んでいる企業は、それを実感していると思います。

人手不足になった状況で、やっとその事に気づくというところが残念ですが、あるべき方向に進んでいると言えるでしょう。

 

貢献意欲が「若さ」を保つ

もちろん高齢者自身も、高齢者として課せられた役割は自分が思っている以上に大きいことを認識し、貢献意欲を保つことは必要でしょう。

貢献意欲を失えば、進化の中で高齢者に与えられた役割が終わってしまうわけですから、「老けて」当然です。

脳の神経細胞は一般的には発生と成長初期に分裂した後は障害決して分裂増殖できないと言われてきましたが、記憶と学習をつかさどる海馬の中の歯状回と部位では、大人になっても細胞が生まれ続けています。

この細胞が生まれるために必要な要素が、

・食べること
・筋肉を動かすこと

です。

 

良く食べ、良く働き(良く動き)、企業へそして、社会への貢献実感を掴むこと。

それが、人間という種の繁栄のために課せられた高齢者の役割であり、長生きの秘訣でもあるでしょう。

進化生物学的には120歳位までは生きられるということですから、60歳や70歳なんかはまだまだ若いと言えますね。

 

さて、皆さんは高齢者の役割は何だと思いますか、そして自分自身はどんな高齢者になりたいですか?

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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