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変化を阻むもの

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こんにちは!栗原誠一郎です。

新しい時代「令和」

5月1日から「令和」という新しい年号の時代を迎え、世間では変化を期待する声をよく聞きます。

しかし、実際に皆さんの周りやご自身を振り返ってみれば、平成の時代となにも変わらない日常がただ過ぎていっている。というのが実態かもしれませんね。

変わりたいけど、変われない。

よくある話です。

 

あるレストラン経営者の悩み

先日、ある知人の相談(ぼやき?)を聴く機会がありました。
彼はレストランを経営しているのですが、料理には自信はあるが、立地が悪く、客足がもう一つ伸びないとのこと。
確かに食べログの点数をみても料理に対する評価は低くはありません。

聞いていると、集客のアイデア自体は色々スタッフとの話し合いで考えていたようです。
しかし、何一つチャレンジされていないのです。

なぜ???と聞くと、彼自身に余裕がないことが、その一つの理由としてあることが分かりました。

経理・購買に加えてホールも担当していますから、確かに、現状は働き方改革とは無縁の長時間労働です。
でも、他のスタッフはそこまでは忙しくはない様子。

じゃあ、他のスタッフに今の仕事や集客アイデアの実行を任せてみれば?と言うと、

皆もそれなりに忙しくしているのに、任せるのは気が引けるとのこと。
私はその店のスタッフもよく知っていますが、仕事を嫌がるようなメンバーではありません。

その時、ちょっと思った事がありました。
それは、彼自身がものすごくお客様に気が利く事です。

他のスタッフも別に気が利かない訳ではないですが、彼の気働きは群を抜いていて、
私が彼の店を利用するのは、彼がいるからといっても良いほどです。

そこで、
仕事を任せられないのは、彼らの気持ちを考えてではなく、彼らを信用していないからでは?
と聞いてみると、えっ?という顔をして黙ってしまいました。

やはりそういう要因はあったようで、実はその店の先代オーナーからも、仕事を他人に任せず抱え込んでいるのは「自己満足」だと昔注意されたことがあるとのこと。

 

変化を阻むもの

私も他人に事をとやかく言えませんが、自分が変化できない本当の理由は、以外に自分では認識しにくいものです。

さて、あなたの変化を阻むものは何でしょうか?

自分で認識しにくいことではありますが、大人になると、周りの人は普通教えてくれません。

なので、少し自分自身を振り返って、自分が変われない理由を探求してみて下さい。
直ぐに思いつく理由は、多分、本当の理由ではないでしょう。

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記事監修者

栗原 誠一郎
大阪大学基礎工学部化学工学科卒業。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(旧三和総合研究所)に入社。
経営コンサルタントの中核メンバーとして、人事関連分野を中心に活動。

2016年2月、20年来の業務提携関係にあった株式会社日本経営開発研究所にシニアコンサルタントとして入社。
2017年4月、株式会社日本経営開発研究所の代表取締役所長に就任。

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